楊 興新の胡弓音楽 YANGXINGXIN PROFILEE
楊自身の感情をダイレクトに音楽として
表現していくところに、現代音楽家として 
独自のオリジナリティーを持つ。テーマの本質を見極め、生来の民族的、中国伝統的手法に加えて絵画の印象派的技巧を 
凝らせて生み出される作品は、極めてシンプルにアレンジされ、

一音の無駄な音も使わぬことを身上とする
どんな時代、どんな場所であれ、聴衆に受け入れられ、喜ばれるポピュラーミュージックを 音楽活動の中でも、
とりわけコンサートでは、ヒューマニティー溢れる会話とともに ピアノと胡弓で弾き語る
"静"のスタイルとは対称的に、
バックに和太鼓やシンセサイザーの他、ベースやギター、琴や琵琶等の楽器のサポートを 得て、
縦横にステージを駆けめぐり、弾きまくる楊の胡弓は 
"動"の迫力に満ちた壮大かつ重量感溢れる ダイナミックなサウンドスケールで 
観客を圧倒するステージ芸術の域にまで昇華させた。

擦弦楽器としての胡弓の弦の響きを研究     
日本特有の熟成された文化でもある書道や日本画に見られる筆使いや尺八の息使いを取り入れた
楊独特の"かすれ"の表現は、 東洋的、日本的情緒に溢れ他の奏者の追随を許さぬばかりか、
西洋のバイオリン等とも共通する従来の演奏理論を根本から覆す、楊 興新の真骨頂とも言えるものである。
 

歌謡曲、世界歌謡曲、世界の民謡、 ジャズ、ブルースなど
そしてケルト音楽今も各地に受け継がれる民族音楽は、
過去の出会いの中で楊の胡弓に新たな境地をもたらした。胡弓が世界の人々の共有できる弦楽器として 
国境も人種も民族も越えて広まっていくことを目指し、楊 興新と胡弓はこれからも、その道を切り開いて行きます。
胡弓の神髄に迫り、ジャンルを越えた音楽の追究の中で生まれた 
11枚目のオリジナルアルバム「愛の讃歌」は、現代ポピュラー音楽の中の「ニュー胡弓音楽」と位置づけられる。
人との出会いを大切に、常に胡弓と向き合い、新たな音楽の発見を繰り返しながら今年もまた全国各地でのコンサートを繰り広げる。