楊 興林 楊 興雅 画集「兄達の絵」(ヤン企画)
 約1年ぶりに来日し、2000年6月に東京銀座地球堂ギャラリー、京都法然寺、埼玉県吉川市旭地区センターの3ヶ所で「美術音楽三人展」と題し、多くの方々の支援のもと、絵と書との個展と胡弓の演奏会を実現いたしました。この度の来日を記念し、画集「兄達の絵」を発表しました。長兄楊 興林の中国絵画、次兄 楊 興雅の現代絵画をぜひ鑑賞いただきたく思います。

画集「兄達の絵」(長兄作品5枚/次兄 作品5枚)2,000円〔税込み)
コンサート会場または、通信販売(ヤン企画03-3618-5402)にてお求め下さい。


 楊 興林 (ヤン シンリン)
1942年5月8日 遼寧省丹東県に生まれる。
 楊 興新の長兄
 遼寧省美術家協会会員。1989年(中国現代美術家人名大辞典)、1995年(中国美術、書道名人名作博覧)に作品を収録。4歳の頃から絵を始め、小学入学後、教科書の挿し絵などを模写し始める。その頃、連続漫画のヒーロー達を描くことに最も熱中し10歳を越える頃には、完璧に模写できる程であった。
 17歳の頃には、絵画で生計を立て始め、書籍、雑誌などの挿し絵、漫画を手がける。また多くの市、省、国レベルの美術展覧会にも精力的に参加し、「接力」「祖国面貌日日新」、「講故亊」など数多くの画集を出す。
 長年の連続漫画への思い入れもあり、 遼寧美術出版社から「山村槍聲」〔1976年)、「神聖的使命」(1978年)、「郵花皇后」〔1982年)など、相次いで出版する。
 人民美術出版社から「猪場風雲」〔1974年)を出版、また弟興雅と「差不多」〔1975年)、「正月十六元咆宵」〔1978年)を出版する。中でも 「猪場風雲」は、人民美術出版社推薦のもと全国美術展覧会に参加した。
▲「好奇心」(2000年)中国画 35×32cm ▲「夢」(2000年)中国画 38×33cm
▲「琴韵」(1999年)中国画 37×45cm ▲「親尼」(2000年)中国画 40×46cm
▲「花間」(1999年)中国画 33×38cm

 楊 興雅 (ヤン シンヤ)
1946年 寧省丹東県に生まれる。
  楊 興新の次兄
 幼少の頃から父親と兄の影響を受け、
芸術に対して深く興味を持つ。正規の美術教育を受ける機会がなかったが16歳の時、文化館主催の芸術学校で2年間、基礎的な技術を学ぶ。
 1980年、装飾印刷工場で美術設計の職に就くと同時に自身の芸術創作活動も開始。その主要作品として、1977年に散文「花」等を、 丹東日報にて発表。また同年、詞歌「工地晨局」を発表する。その後漫画「聲鼓伝花」等、数十の作品を中国工人報、寧省日報、丹東日報等に発表する(1978-1985年)。また、連続漫画 「正月十六元咆宵」「差不多」「黒天鵝」等を人民美術出版社、寧省美術出版社から出版(1975-1978年)。挿し絵「海洋殺手」を国家海洋出版社より出版する〔1980年)。
 近年は、一貫して装飾美術の設計に携わる傍ら、西洋美術の研究に没頭し、風景絵画も手がけている。
▲「絶唱」(1999年)水彩画 24.5×34.5cm ▲「静」(2000年)アクリル画 36×34cm
▲「幻境」(1999年)アクリル画 30×31cm ▲「仙女」(2000年)アクリル画 53×34cm
▲「十月」(1999年)水彩画 45×24cm